毎年1月に試験が行われている介護福祉士の試験。
介護職員として働いている人は必ず取得した方が良い国家資格です。
介護福祉士を取得することで、職場での待遇も良くなり、転職も有利になる。
試験である以上は受からない人もいます。
あるいは、来年に受験する予定だが、受かる気がしないという人もいます。
しかし、私は断言する。
介護福祉士は誰でも受かる!!
なぜ、そう言い切れるのか?
私が介護の現場で初めて1ヶ月後に、なんの予習もせずに過去問題を問いてみた時の私の感想です。
あれ、合格点以上あるやん
私自身が勉強をせずに、合格点を取れていました。
ちなみに、私のスペックはFランの大学出身ということだけは伝えておきます。
介護福祉士の試験で落ちる一方で、合格者の中には「こんな試験で落ちる方が不思議」と感じている人もいます。
勉強しても落ちる人、勉強しなくても合格する人の違いは何か?
それはテクニックである。決して介護の知識があるわけではありません。
介護福祉士の試験で落ちる人の特徴は知識が足りないわけでもないです。
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介護福祉士の試験で落ちる人の特徴は知識が足りないわけではありません
足りないのはテクニックです!!
介護福祉士が誰でも受かる根拠
介護福祉士は非常に取得しやすい資格です。
そう断言するには根拠があります。
まずは、合格率が非常に高いということ。
5年間の合格率の推移だがこのようになっている。
・第31回 73.7%
・第30回 70.8%
・第29回 72.1%
・第28回 57.9%
・第27回 61.0%
ここ3年は70%を超えている。
つまり2/3以上の人が合格しているのです。
平成28年度に合格率が下がっているが、この年の翌年から実務者研修の受講が必須になったので、記念受験が多かった。
ちなみに他の社会福祉士とケアマネの試験の合格率を比較してみました。
・社会福祉士 第31回 29.9%
・ケアマねージャー 第21回 10.1%
介護福祉士の資格は他の介護資格に比べると、圧倒的に合格率が高い。
また、介護福祉士の試験は合格突破ラインも甘くなっています。
・第31回 全125問
合格点 72点
正答率 57.6%以上
介護福祉士の試験は5択のマークシート方式なので、問題を見ずに適当にチェックをつけても20%は点数が取れることになっている。
問題の4割を正解すればいいだけなので、そのハードルの低さがわかるだろう。
介護福祉士の試験は100%取らなければいけないということではありません。
たった、4割だけ正解すればいいだけです。
介護福祉士の試験で落ちる人の特徴
マークシートを全て埋めない
当たり前のことだが、マークシートは全て埋めましょう。
それだけで20%の点数、つまりは25点を得ることができます。
第31回の合格ラインは72点なので、残りは47点取れば良いだけです。
これだけでも合格率は上がるので、必ずマークシートは埋めておきましょう。
知らない単語について悩んでしまう
正解できるはずの問題を落とさないことです。
時間が足りずに焦って考えてしまうと簡単なミスを犯してしまいます。
例えばこういう問題が出てきたらどうしますか?
「Q.ノロウイルスの消毒に使用する、正しいものはどれか?
A.次亜塩素酸ナトリウム」
次亜塩素酸ナトリウムとは、具体的な商品名を挙げると「ハイター」のことです。
ノロウイルスの消毒にハイターが聞くことは知っていても、薬品名までは知りません。
介護福祉士の勉強をしていて困るのは、医療の問題や法律の問題が所々に挟まれていることです。
医療や法律の問題が難しいのは当たり前です。
難しいからこそ、医者や弁護士という専門家がいます。
だが、私たちは専門家になりたいわけではありません。
介護福祉士の試験に合格したいだけです。
知らない単語のことをいくら考えても答えなんて出てくるわけはありません。
時間の無駄なので、適当に答えて早く次の問題に移りましょう。
問題が全部終わった後で、考えればゆっくりと問題を解くことができます。
試験問題は初めから全部を真面目に答える必要はないのだ。

消去法で考えない
問題は5択の中から答えないといけないと思ってはいませんか?
試験問題の中には明らかに正解とは思えない変な回答があります。
特に介護福祉士の問題は専門的な問題よりも、人間の良心を問うような問題が多い。
Q.利用者が汗をかいて、体調が悪そうだ。どうしますか?
このような問題でよく見る変な回答は次のようなものです。
A.本人が大丈夫だと言ったので、その場を離れた
そんなわけないですね!!
まず、このようなおかしな回答は消去しましょう
消去してから、残った問題をじっくりと考えてください。
もし、全ての問題を消去法で2択まで絞りこむことができればどうなるか?
マークシートを全て埋めることで、25点を取れることは先ほど説明した通りです。
残りの100問の半分を消去法で2択に絞り込むと50点が手に入ります。
25点 + 50点 = 75点
おめでとう!!
この段階で第31回の合格点である72点を超えることができました。
正しい正解が分からなくても、消去法のやり方を身につけるだけでも合格率がグッと上がります。
見直しの時間を作らない
消去法だけでも合格点に届くことはできますが、全ての問題を解いた後は必ず見直しを行いましょう。
消去法が完璧だったとしても、マークシートが1問ずつズレていたとしたら?
考えたくもありませんが、問題に集中しているとこの手のミスはよくあります。
また、後から考えると先ほどの消去法が間違っていたことに気づくこともあります。
試験が開始された直後は、問題の意味を理解するのに必死で勘違いしていることも多いです。
見直しの時間であれば、残りの時間もわかるので冷静に物事を考えられます。
なので、見直しの時間を必ず作りましょう。
見直しの時間を作るにはどうすればいいか?
先ほども説明したが、知らない単語の問題は適当に答える。
適当に答えた問題は、見直しの時間にじっくりと考えればよいのだ。
過去問を解かない
ここまでで、すでに合格に必要なテクニックは揃いましたが、勉強方法について解説をしていません。
オススメの勉強法は過去問を解くことです。
決して、参考書を一番初めのページから覚えるなんてことはやってはいけません。
半年かけて、一所懸命に参考書の内容を覚えたとしましょう。
達成感はあるかもしれませんが、その頃には最初のページに書いてあることなんて忘れてしまっています。
それでは全く意味がありません。
合格したいと思うなら、とにかく過去問を解いてください。
試験の問題に使われるということは、それだけ重要なポイントだということです。
過去問を解くことで、試験の練習にもなるし、勉強すべきところが見えてくる。
そこを勉強しましょう。
得意な所ばかり勉強する
過去問で試験の練習もしているのであれば、合格率はかなり高いと思います。
しかし、不合格になる可能性は0ではありません。
確実に合格したいのであれば、過去問で間違えたところの勉強をオススメします。
パレートの法則というものをご存知でしょうか?。
人間は80%のことをするのに20%のエネルギーを使い
残り20%を埋めるのに、80%のエネルギーを使う
という意味です。
得意なところというのは、あなたがすでに知っていることです。
そこは勉強する必要はありません。
何が言いたいかというと、知っていることの正解率をあげるよりも、知らない問題の正解率をあげるほうが簡単だということです。
もちろん、医学用語や法律用語を覚えこともあるので、大変だとは思います。
先ほど、知らない単語は飛ばしていいと答えたが、知っている単語はすでに勉強したことがあるということです。
たとえ、答えは分からなくても記憶の糸をたどることができれば、答えを思い出せるかもしれません。
試験というのはその1点が合格の命運を握ることもあります。

まとめ
介護福祉士の受験勉強は、医学用語も法律用語も出てくるので勉強は苦痛です。
合格に必要なのは、知識ではなくテクニックです。
そう考えるだけでも、気が楽になるのではないだろうか?
最後に合格に必要な要素をもう一度まとめておこましょう。
- マークシートは必ず埋める
- 知らない単語が出てきたら適当に答える
- 消去法で考える
- 見直しの時間を作る
- とにかく過去問を解く
- 苦手なところを勉強する。
介護福祉士に落ちる人の特徴をまとめてみました。
介護福祉士の資格を取得できれば、市場価値はグッと上がります。
次の試験で無事合格にできるよう、健闘を祈ります。
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