介護職員には営業はしなくていいと思っていませんか?
みなさんが介護職員になろうと思った理由は何でしょうか?
人によってその理由は様々だと思いますが、僕の場合は前職でやっていた営業が本当に辛くてもう2度と営業はしたくないと思ったからです。
僕は他人と比べても、極端な人見知りであまり初対面の人と話したくはないと普段から思っています。
しかし、介護福祉士の資格を取り、サービス提供責任者になった僕の経験談から言えるのは介護職員でも今後のキャリアを考えるのであればやはり営業のスキルはあったほうがいいということです。
今回はその理由について説明してみたいと思います。
会社が儲からないと給料は払えない

みなさんは、介護施設がどのようにして収益をあげているのかを理解しているでしょうか?
僕はサービス提供責任者としての経験もあるので、お金の流れについても携わる機会がありました。
お金の流れを説明するためには介護報酬の知識が不可欠なのですが、今回はその話は長くなるので老いておきます。
とにかく今回知ってもらいたいのはみなさんが給料をもらうためにはまず、会社が売上を上げる必要があるということです。
やっぱり、会社が儲からないことには従業員に給料を払えませんからね。
年収を上げるためには運営に携わる必要がある

では、誰が事業所の売上を上げるために頑張っているのかというとそれは事務所でPCを操作しながら働いている人たちなんですよね。
いくら介護の技術が高くて、速くオムツの交換ができたり、レクリエーションで多くの利用者を楽しませることができても、それは売上にはさほど影響しません。
結局のところ、介護施設の売上に影響しているのは事務作業をしている相談員や管理者の営業力です。
お金を稼ぐためにはお金に携わる仕事をして、お金を引き寄せるために行動を起こさなければいけません。
介護職員として、いくら現場で長く働いていたとしても、売上に大きく影響しない仕事である以上は多くの給料を支払うことはできません。
利用者を獲得するためには営業が必要である

僕は介護福祉士の資格を取ってから1年後にサービス提供責任者と転職をしました。
実際にサ責として、利用者との契約などをしてきた経験からすると、やはり利用者の獲得のためには営業力というのは欠かせないスキルになります。
どのようにして、利用者とのコネクションをつないでくれる人と仲良くなるのか?
それができる人はしっかりと売上に貢献できますし、今後の収入も伸ばすことができます。
地域とのコミュニティーも大切

また、介護業界というのは地域とのつながりも大切な仕事です。
介護ビジネスは介護保険という国が定めたルールに則って業務を行わないといけません。
そのため、他の業種のビジネスに比べ得ると差別化がしにくいという欠点があります。
他の企業よりも安くしようとか、サービスを余計に行うとかいったとこが難しいんですよね。
そうなると、どこの事業所を利用してもサービスの内容は大きく変わらないという問題が発生します。
利用者側からしたら、最終的に介護サービスを利用するきっかけになるのは周りの人が大きく影響します。
〇〇さんからの紹介とか、近所のサービスといったように主観的な要因が利用のきっかけになることが多いです。
そのため、地域との繋がりを深くもって、近隣の人に知ってもらうことが何よりも重要になります。
ケアマネージャーは営業部隊でもある

一般の介護職員をしていると、介護職員との仕事が多いため、他の役職の人がどんな仕事をしているのか?
ということがわかりにくいこともあるかと思います。
中でもケアマネージャーは介護資格でも一番取得が難しいため、ケアマネージャーを目指している介護職員の人も多いのではないでしょうか?
じゃあ、ケアマネージャーってどんな仕事をするのかは知っていますか?
利用者のケアプラン(介護サービス計画書)を作成することも仕事の一つなのですが、その前に自分が担当する利用者を獲得する必要があります。
担当する利用者がいないと、ケアマネージャーはやる仕事がないため、病院や地域包括支援センターなどに挨拶回りに行く必要があるんですよね。
担当する利用者さえ決まれば、ケアプランの作成に集中すればいいのですが、利用者を絶え間なく担当するためには良好な関係の構築が必要となります。
そのためには他人と円滑に人間関係を構築する必要があるため、日々挨拶まわりをしていく必要がありますね。
まとめ
介護職員が給料をあげようと考えたときには介護のスキルだけでは限界がいずれ来ます。
そうならないためにも、現場の職員として働いている間にも営業について考えていきたいですね。
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