キラキラ系介護職員VS意識高い系介護職員の不毛な闘争

つぶやき

介護クラスタのSNSでは日々議論が繰り返されている。

キラキラ系介護職と意識高い系介護職は犬猿の中である。

お互いがお互いに批判しあい、相手の揚げ足を取ろうとしている

また、最近は某介護ブロガーが炎上ネタを投稿しまくっていることから、その議論がさらに活発化している。

今回はそんなキラキラ系介護職と意識高い系の介護職の生態に迫る。

キラキラ系介護職とは

SNSを見ていると「キラキラ系介護士」というのを目にすることが多い。

なんだそれは?

と思い調べてみた。

元ネタはこのサイトだと思う

第1回キラキラカイゴ男子☆カイゴ女子コンテスト ② 女子1次審査|栃木県老人福祉施設協議会

一言で言ってしまえば、介護という仕事の素晴らしさを語りたい人である。

介護業界とは ブラックなイメージが強い。

そうではなく、やりがいのある楽しい職場だと伝えたい人たちである。

しかし、介護職には給料が安いイメージがあるので、そこに向き合わないのは現実逃避だという批判が集まっている。

キラキラ系介護職の特徴

利用者のことを考えられない職員はいらない

  • 利用者のためという言葉が好き
  • 介護の話が好き。福祉という言葉が好き。
  • 仕事を一番しているのは自分だと考えている
  • 給料が安いことを職員に愚痴る
  • 介護はやりがいのある仕事だと考えている
  • 利用者のことを考えてい自分は職員を叱る権利があると考えている
  • 利用者のためなら他の職員はどうなってもいい

介護は自分の天職だと思っているので、自己肯定感は強い。

上司からの無茶振りにも割と答えてくれるので、職場の中では貴重な戦力として重宝されている。

しかし、労働環境がよくないことは事実なので、それなりに不満は漏らす。

昔、デイサービスに勤めていた時に、キラキラ系の施設長が、退職後に会社の経費を自分の金のように使っていたことが後になって発覚した。

しかも、職員は全員洗脳済みであり、会社が悪いということになっていた。

そして、全員退職するという暴挙である。

キラキラ系も本気を出すと怖い

意識高い系介護職とは

意識高い系という言葉が、数年前から話題になっている。

意識高い系という言葉を聞くと中には

夢のために必死に勉学に励む若者」というイメージかもしれない。

ただ、僕の中定義する「意識高い系」は違う。

聞いてもないのに、自分の知識をひけらかしてくる。

周りの人間はバカだと考えており、他人を見下す、ちょっと面倒くさい人

というイメージである。

「地獄のミサワ」「意識高い系」で調べると、抱腹絶倒の画像が出てくるので一度検索してほしい

介護業界の給料が安いことや、過酷な労働条件を批判する傾向がある。

意識高い系の介護職は、介護という現場のブラックさをSNSなどで呟いているので、キラキラ系と衝突することがよくある。

キラキラ系とは犬猿の中である。 

意識高い系介護職の特徴

利用者のことより、自分の方が大事

  • 技術革新が全てを解決すると考えている
  • 自己啓発本が好き。カタカナ語も好き。
  • 介護の職場はブラックだとSNSでつぶやく
  • プライドが高く、介護職員はみんなバカだと考えている
  • 自分は特別な存在だと考えている
  • 将来は1000万プレイヤーになりたいと考えている
  • 自分のことがよければ、他人がどうなってもよい

いわゆる意識高い系の人たちが、介護職になってしまったパターンである。

介護職は他の業種に比べるとブラックなイメージの強い職種である。

彼らは介護という仕事を選んだことは自分自身だということを棚に上げる。

今の労働の環境が悪いことは自分のせいではなく、社会のせいであるという主張をしてくる。

そして、社会に声をあげない人たちも同じく罪だと考えている。

ブラックな施設を運営する経営者は全員逮捕すればいい」というようなディストピアの世界観を真面目に語ってくる。

いわゆる中二病を20代後半にもなって発症している。

キラキラ系介護職と意識高い系介護職の共通点

キラキラ系介護職と意識高い系介護職はどちらの生き方がよりイタイかということを日々議論している。

2つの人種についての特徴を書いてきたが、皆さんお気づきだろうか?

彼らは実は似ているのである。

実際に並べてみよう

  キラキラ系介護職 意識高い系介護職 共通点
行動原理 利用者のために尽くすのが全てだと考えている 技術革新が全てを解決すると考えている  曖昧さを受け入れる柔軟性がない
興味 介護の話が好き。福祉という言葉が好き。 自己啓発本が好き。横文字も好き。 勉強熱心アピールをしてくる
人間関係 給料が安いことを職員に愚痴る 介護の職場はブラックだとSNSでつぶやく 愚痴る場所が違うだけ
ヒエラルキー 利用者のことを考えてい自分は職員を叱る権利があると考えている プライドが高く、介護職員はみんなバカだと考えている   自分はヒエラルキーの上位であると信じている。
自分へ評価 仕事を一番しているのは自分だと考えている 自分は特別な存在だと考えている  やたらと自己評価が高い
価値観 介護はやりがいのある仕事だと考えている 将来は1000万プレイヤーになりたいと考えている お金とやりがいのどちらを大事にするかの違い
職員との接し方 利用者のためなら他の職員はどうなってもいい 自分のことがよければ、他人がどうなってもよい  他の職員はどうでもいい

興味の対象が違うだけで、実際には同じことを言っている。

つまり、どちらもイタイ

ただの同族嫌悪である。 

この、2つの人種が議論しているのだから、不毛な議論が日々繰り返されていることに争いの虚しさを覚える

介護現場を支えているのは名もなき職員

介護現場を支えているのは、普通の職員である。

上司、利用者、家族の無茶ぶりにも文句を言わずに黙々と対応する、名もなき職員である。

それを忘れずに、介護というものを語って欲しくはないものである。

名もなき普通の職員がいなくなってしまっては、日本の介護制度は崩壊してしまうであろう。

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