高齢者施設で映画レクをするのに必要な準備

プロジェクター レクリエーション

著作権の配慮に関して

まず、映画レクの話をする前に著作権の話に関して少しだけ触れておきます。

介護施設等でDVD等の映像を流すことは違法性があるのではないかと心配になる人もいると思いますので、そのことについて僕なりの見解を書いておきたいです。

細かい内容に関しては別の記事についてまとめていますので、そちらをお読みください。

JASRACは介護施設での使用を認めている

介護施設というのは営利団体です。

営利企業はコンプライアンスを守る必要がありますので、著作権に関しても配慮する必要があります。

著作権に関して考える上での最大のポイントは著作権の保有者がどのような見解を示しているかですね。

この点に関しては音楽の著作権をまとめているJASRACは介護施設での使用を認めています。

なので、介護施設での音楽や映画の上映することに関しては問題ないと思われます。

もちろん、JASRAC以外にも著作権の権利団体はありますし、映画に関しては別の団体が管理していますが、あまり気にする必要はないです。

著作権に関しては非常に難しい問題なので、裁判になってみないとわからないこともありますが、介護施設のレクリエーション自体はクローズドな空間なので、大きな問題になることは無いでしょう。

営業用のチラシやSNSやブログなどでの上映報告は人の目につきやすく、問題になる可能性があります。
作品名などの掲載に関しては配慮しておいたほうが良いでしょう。

映画レクリエーションに必要な道具

 

プロジェクター

映画レクをするのであれば、できるだけ大きい画面で見たいですよね。

そのためにはプロジェクターが必要です。

このプロジェクターは安いものだと10000円ぐらいからあるのですが、安すぎる商品は光量が少ないためあまりおすすめしません。

プロジェクターは映画レクリエーションのクオリティに関わってくるものなので、お金をかけて良いものを準備しておきたいですね。

明るさの目安は2000ルーメン以上

プロジェクターを選ぶ基準は色々とありますが、一番気にしておきたい点は画面の明るさですね。

安物のプロジェクターは明るさが足りず映像が暗くなるため、きれいに写すことができません。

映像を映し出す規模にもよりますが、映像の明るさとしては2000ルーメン以上はほしいところです。

また、ANSIルーメンという単位もありますが、ANSIルーメンの場合は100ANSIルーメン以上はあったほうが良いでしょう。

モバイルバッテリーで有名なAnkerの製品です。
有名なGoogleのエンジニアが立ち上げたブランドですので技術力は確かです。
値段も手頃ですし、900ANSIルーメンと明るさも十分ですので映画レクを行うのには十分なスペックと言えるでしょう。

スクリーン

プロジェクターを投影するためにはスクリーンも必要ですね。

大きくて白い壁があれば壁に映すということも可能ですが、都合よく壁はありませんし、大きな壁があってもなにか貼っていたりしますからね。

スクリーンもピンきりでタイプによって値段が違いますので、使用用途にあった商品を選びましょう。

持ち運べる床置き式がオススメ

オススメは床置き式のスクリーンです。

スクリーンは小さいものではないので、壁掛けのタイプだと毎回取り外すのが面倒ですし、ずっとスクリーンを設置しておくわけには行かないと思います。

床置き式だと持ち運ぶこともできるので使用しないときは倉庫に入れておくことができます。

使用する時には下から引き上げるだけで簡単に設置することができますので、準備をすることも楽ちんですね。

床置き式は少し値段が高いのですが、映画レクを頻繁に考えているのであれば費用対効果は十分あると思います。
サイズはTVの倍はほしいところなので、100インチが良いでしょう。

DVD(BD)プレイヤー

プロジェクターには再生機能がありませんのでDVDの再生機も必要です。

いまだと、DVDかBDプレイヤーになると思いますが、昔の作品を上映する場合にはそこまで画質にはこだわらなくて良いでしょう。

BDはプレイヤーが高くなってしまうので、DVDプレイヤーにしてコストを抑えたいですね。

再生機能だけあれば十分

介護施設でTVの録画をすることはほとんどないかと思いますので、DVDプレイヤーに関しては再生機能があれば十分でしょう。

ハードディスクのついていないDVDプレイヤーはかなり安く抑えることができます。

オーディオで有名なパイオニアの製品ですね。
再生機能だけなので¥10000ほどで手に入ります。

スピーカー

プロジェクターに音響設備がついているものもありますが、せっかく映画を見るのであれば、音も大きくして迫力を出したいですよね。

別売りのスピーカーを買えば、音も大きくなりますのでできれば買っておきたいところです。

音響はこだわるとキリがないので値段を決めてから購入を検討しましょう。

2.1chが準備しやすくてオススメ

スピーカーには2.1〜7.1までありますが、映画レクをする文には2.1chで十分でしょう。

7.1にもなると準備をするのも大変ですし、そこまで音に拘る必要はないと思います。

2.1あれば、最低限の迫力は出すことができます。

PC製品で有名なロジクールの商品ですね。
値段も¥10000ほどで手頃です。
スピーカーは値段に品質が依存しますので、予算によって商品を選びましょう。

遮光シート

室内で映画を上映しようとしても、普通のカーテンでは光が入ってきますね。

できる限り光が入らないようにするためには遮光シートが必要になります。

安物のシートで十分

遮光シートに関しては安物の製品で十分ですね。

つけ外しするため、ガラスに貼り付けるような製品ではなくブルーシートのような素材がいいですね。

Amazonで見つけた商品です。
値段も安かったのでご紹介します。

TV

いままでプロジェクターでの上映を前提に紹介してきましたが、すべて揃えようと思えば10万円〜20万円ほどは掛かってしまいます。

もし、気軽に上映会をしたいというのであれば大型TVで映画の上映会をしても良いでしょう。

50インチ以上は欲しい

TVでの上映会をするとしても、多くの利用者がTVをみるわけですから大きめのTVが良いですね。

最低でも50インチは欲しいところです。

50インチもあればTVでもそれなりの迫力が期待できるでしょう。

最近は海外製の安い製品があるので、メーカーを選ばなければ安くてもいい商品はありますね。
TVはそこまで品質に差が出る商品でも無いと思うので、あまりこだわる必要もないでしょう。
国内のメーカーだとアイリスオーヤマが安く手に入りますね。

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