ボールを使ったオススメの高齢者レクリエーション

レクリエーション

皆さんも子供の頃にボールを使ってよく遊んだのではないでしょうか?
サッカー、ドッジボール、バレーボールなどなどボールを使った遊び方というのは数え切れないほどあります。
ボールを使ったレクリエーションというのは学校では定番です。
子供は体力もあって怪我もつきものなので、色々とボールを使った遊びができますね。
しかし、施設を利用している高齢者はそうではありません。
高齢者は体力的にも衰えがあり、球技のような瞬発力が必要なスポーツは難しいでしょう。
また、ボールをぶつけたりする運動は怪我のリスクも発生します。ちょっとした怪我でも、高齢者にとってはその後の生活に関わります。
骨折で歩けなくなり車椅子生活になったり、入院したことで認知症が進んでしまったりすることもあるので、レクリエーション時の怪我に関しては繊細になる必要があります。
とはいっても、安全にできるレクリエーションは刺激も少なくつまらなくなりがちですよね。
そこで今回は、高齢者でも楽しめるボールを使ったレクリエーションをご紹介したいと思います。

ボールを使ったレクリエーションのメリット


ボールを使ったレクリエーションというのはゲーム性が高くとても楽しいレクリエーションになりやすいです。
どうして、球技というのがスポーツの中でも人気が高く、野球やサッカーなどのプロリーグが数多くあるのかということについてメリットをお教えします。

  • 準備が簡単
  • 大人数が参加できる
  • ボールの動きが不規則なため予想外の展開になりやすい
  • 対戦形式が多く盛り上がりやすい
  • ルールもわかりやすい

準備が簡単

まず、はじめにボールを使ったレクリエーションのメリットとしては準備が簡単であるということが挙げられます。
ボールは各地のおもちゃ売り場やスポーツ店で手に入りますし、今では100円均一でも手に入れることができます。
大小さまざまなボールの大きさを変えるだけでゲーム性に幅をもたせることができるので飽きにくいところも良い点です。
大きいボールだとサッカー、バスケットボール
小さいボールだと卓球やゲートボールなどボールの大きさによりゲーム性が変わるために、似たようなルールでもボールの大きさを変えることで遊びの幅を変えることもできるんですね。

大人数が参加できる


球技の多くは野球やサッカーなど大人数でやるものが多いです。
1つのボールが主役になりそれをみんなでどのように運んでいくかということを考える必要があるため、自由度が高くなるんですね。
みんなボールに集中することで一体感も出ますし、大人数で参加していても飽きにくいのがいいところです。
【絶対盛り上がる】大人数高齢者向けレクリエーション7選

ボールの動きが不規則なので予想外の展開になりやすい

ゲームというのは簡単なだけではいけません。
簡単なゲームというのは結果を予測できるため、飽きやすいという特徴があります。
しかしボールを使ったゲームはボールが予想外の動きをするため、参加者を飽きさせません。
ボールを使うことでほどよい難易度になることがゲームとしての面白さに繋がります。

対戦形式が多く盛り上がりやすい


ボールを使った遊びはそのゲーム性の高さから対戦形式のゲームが多いです。
対戦形式にすることで、ただの運動よりも参加者に「相手に勝つ」という目的意識を持たせることができるのでゲームとして盛り上がりやすくなります。
勝ち負けはあるため、大差がつく展開はあまり好ましくないですが、点数の配分などで調整をして、お互いに勝機があるようにしたほうがいいですね。

ルールがわかりやすい

ルールのわかりやすさというのは高齢者のレクリエーションでは大切な要素の一つです。
認知症の人はルールを理解できないことも多く、自分が何をしているのかわからないという感覚になりやすいです。
ボールを使ったゲームというのはルールが分かりやすいものが多く、結局はボールを投げるか打つかするだけのゲームが多いからです。
的に当てるか、穴にいれるか、相手が投げ返せないかのどれかでほとんどの球技はで点数が決まります。
認知症の人でも体を動かしているだけでゲームに参加している気分になれるのでその点でもボールを使ったゲームはおすすめです。
あとはボールの大きさや参加人数、ボールに触れる範囲でルールがかわるため、ルールのアレンジにも幅ができます。

絶対盛り上がる7つのボールレクリエーション

棒サッカー


サッカーと言えば世界的に人気のスポーツであり、ボール一つあればできるという気軽さから学校では大人気のボール遊びと言えるでしょう。
しかし、高齢者は車椅子の人が多いので動きが多いサッカーは介護施設では無理。
そう思っていませんか?
なんと、今回ボールを使った数々のレクリエーションを調べていたその結果、このようなスポーツを見つけてきました。
棒サッカー
しかも、このレクリエーションはただの素人が考えたレクリエーションではありません。
日本棒サッカー協会なるものがあるらしいです。
これは盛り上がるぞーーー!!

棒サッカー第1回大会

みなさんもぜひ一度棒サッカーをやってみてください。

ペタンク


みなさん、ペタンクというスポーツをご存知でしょうか?
知らない人も多いのではないでしょうか?
では、カーリングというスポーツは知っている人も多いかもしれませんね。
ペタンクというのはボールを使ったカーリングのようなゲームです。
目標に向かってボールを投げて範囲内に入っていたら点数を獲得することができます。
片手でボールを転がすだけなので力もいりません。
目標までの距離を測ったり、相手のボールを追い出したりするというゲーム性もありますので、オススメのゲームです。
最後は動画のようにフラフープなどで得点圏内にあるボールの数を数えましょう

新競技「ボッチャ?ペタンク?」(あすみる流)

玉入れ


運動会の定番のゲーム玉入れです。
こちらも片手でボールを投げるだけなのでとても簡単でおすすめのゲームです。
ルールは説明する必要もないと思いますが、箱にボールを入れるというただそれだけです。
時間内に多く入れたほうが勝ちですね。
準備もしやすいため、気軽にできるのもいいところです。

#レクレーション#デイサービス#バーム#秋の大運動会 玉入れゲーム

紙コップとピンポン玉を使った例

またボールの大きさを変えることで似た競技なのにゲーム性が変わることもボールを使ったレクリエーションの面白いところです。
紙コップとピンポン玉を使うことで、ポイント制の玉入れにすることができます。
こちらも準備が簡単なので、普通の玉入れに飽きて来たらやってみましょう。

【介護】高齢者レクリエーション!「ピンポン玉入れ」「紙コップボーリング」

ボーリング

ボーリングもボウリングを使ったレクリエーションの定番だと思います。
ルールはペットボトルなどで作ったピンをボールを使って倒すだけ。
改めて説明する必要もありませんね。
今回は紙コップを使って少し運要素を強くしたゲームがありましたので、そちらの動画をご紹介します。

〇〇をねらえ!『盛り上がる』新感覚ボーリング!

野球盤


高齢者の人で特に男性の利用者が好きな球技。
それはおそらく野球ではないでしょうか?
就寝前には必ずTVで野球の試合を見ていたり、夏の高校野球のシーズンではどこの高校が今年は優勝するのかと毎日予想したり、そんな男性陣が大好きな野球。
しかし、野球というのはボールを投げて、バットを振り回して危ないので室内ではなかなかレクリエーションで野球をするという機会もないのではないでしょうか?
みなさん、思い出してみてください。
室内でもできる野球だってあるじゃないですか。
そう野球盤です。
ボールを壁に向かって打ってもらいそこに点数をつければそれで野球盤の完成です。
バットがなくてもボールを蹴ってもいいですし、手で打っても面白いと思います。
アレンジの仕方は色々とあると思いますので、オリジナルの野球盤を作ってみましょう。

広島市安佐北区 医療・介護 デイサービス 野球ゲーム(H29.7.16)

ボール落としゲーム


今回最後にご紹介するのは、アイデアの勝利というレクリエーションですね。
これを考えた人は本当にスゴイなと感心したゲームです。
準備は穴を空いたダンボールを用意する。
というただそれだけです。
複数人の利用者でダンボールを持ってもらい、みんなで力を合わせて穴に落とす。
この遊びなんですが、簡単そうに見えて意外に難しい。
自分が操作するだけじゃなくて他の人の力も加わるので思ったように行かないことも多いです。
ボールもビー玉のような小さいもにしてみたり、お手玉のように転がらないようにしてもゲーム性が変わって面白くなります。

落とすものを代えながら「ボール落としゲーム」

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は7つのボールを使ったゲームをご紹介しましたが、どれも皆さんとても楽しそうにしていましたね。
やはりボールを使ったゲームというのは簡単で盛り上がりますし、アレンジも聞きやすいです。
もし、マンネリ化してきていたとしても、ボールの大きさを変えてみてもいいですし、手を使ったり、足を使ったり、道具を使ってボールを動かすだけでもゲーム性が変わってきます。
準備も比較的簡単なものが多いので、ぜひ一度皆さん試してみてください。
高齢者レクリエーションで知っておきたいサイト

コメント

タイトルとURLをコピーしました